(株)ノエルは10日、08年8月期第1四半期決算を発表した。
当期(2007年9月1日~07年11月30日)の連結業績は、売上高131億1,200万円(前年同期比▲18.9%)、営業損失3億3,900万円(前年同期・営業利益11億2,200万円)、経常損失8億2,600万円(同・経常利益7億1,300万円)、当期純損失5億2,300万円(同・当期純利益3億8,900万円)であった。
当期は、デベロップメント事業において、不動産事業者等向け分譲事業用地卸売りが前年度を下回ったこと等から売上高が減収。また、マンション・戸建住宅の一般顧客向け事業および買取再販事業において利益率が低下したこと、分譲事業の拡大に伴う広告宣伝費等の費用負担等により減益となった。
セグメント別では、不動産投資開発事業で、保有資産残高の増大と販売に努め増収となったが、事業拡大のための人員増強等による経費の増加により減益。アセットコンサルティング事業では、買取再販物件の販売が進捗して増収なるものの、買取再販物件の販売価格の伸び悩みにより利益率が低下し、前年同期比増の営業損失を計上する結果となった。
なお、通期連結業績は、売上高1,000億円(前年同期比24.2%増)、営業利益32億円(同▲29.0%)、経常利益11億2,000万円(同▲63.5%)、当期純利益5億5,000万円(同▲66.5%)を見込んでいる。