(財)日本賃貸住宅管理協会は29日、「虎ノ門パストラル」(東京都港区)にて、平成20年総会を開催した。
総会では、「人口減少社会の『個人』『企業』の生き方とは」をテーマに、(株)船井財産コンサルタンツ代表取締役社長の平林良仁氏が講演したほか、「サブリース借上げ賃料は、どのように算定すべきか」「賃貸不動産経営管理士資格者の職務について」等に関する研究発表も行なわれた。
開会の冒頭、会長の亀山征夫氏は、「賃貸不動産経営管理士制度の創設などに尽力することができた。業界統一資格は業界全体の底上げを図れるだけでなく、消費者への訴求力にもつながる。今後、支部の活動を通じ、地方自治体などと連携を図ることにより、いっそう消費者へアピールしていきたい」と挨拶した。
なお、同日開催の理事会で、会長の亀山征夫氏の退任が承認されたのに伴い、新たに北澤艶子氏(北澤商事(株)代表取締役社長、同協会レディース委員会委員長)が会長に就任した。
新会長の北澤氏は就任挨拶で、「大役を仰せつかり恐縮している。当協会はいくつかの部会・委員会活動も盛んであり、地方でも鮮度の高い情報を得ることができるよういっそう努めていきたい。社会貢献や倫理観が求められる今、会員で知恵を出し合ってこの業界のイメージアップを図れれば。ご協力をお願いします」などと話した。
北澤氏は、2001年同協会理事、05年に副会長に就任している。