不動産ニュース / その他

2008/2/7

プロジェ・ホールディングス、高専賃・有料老人ホーム事業に参入

記者発表で「高齢者の方が一生安心して暮らせる住居を提供していきたい」と語った同社代表取締役社長・田中大輔氏
記者発表で「高齢者の方が一生安心して暮らせる住居を提供していきたい」と語った同社代表取締役社長・田中大輔氏

 (株)プロジェ・ホールディングスは6日、高齢者専用賃貸住宅事業・住宅型有料老人ホーム事業に参入、第一号案件として、埼玉県深谷市にて適合高齢者専用賃貸住宅(以下、高専賃)を供給すると発表した。

 同社は1948年の創業以来、紡績業を基幹事業として展開してきたが、2007年に総合不動産事業へと事業体を転換。今回、高専賃・住宅型有料老人ホームビジネス参入を明らかにしたもの。

 同社のスキームは、開発段階から不動産ファンド・同社・オペレーター(介護事業者・医療法人)の三社間で検討を行ない、確認取得時にオペレーターと賃貸借予約契約、不動産ファンドと売買予約契約を締結する形態で進行させるというもの。これにより、市場調査、確認申請、確認取得・着工、竣工引渡しまでの工期を、およそ11ヵ月という短期間に短縮できるという。
 先月には、介護事業の(株)学研ココファン(㈱学習研究社100%子会社)と業務提携を締結、共同で当該事業を進めていく。

 同日開催された記者発表において、同社代表取締役社長の田中大輔氏は「2011年度末までに、療養病床を25万床減らすという方針を厚生労働省が決定したことで、高専賃・有料老人ホームの需要は高まっていくと思われる。要介護の高齢者に、生活支援サービス等の充実した、一生安心して暮らせる住居を安価提供していきたい」と語った。

 第一号物件として進行中の物件は、埼玉県深谷市栄町に高専賃住宅を建設する。JR高崎線「深谷」駅徒歩10分の土地を取得、PC造5階建ての適合高専賃を建設する。1階が診療所、2階が介護事業所・居室、3~5階が居室とする。居室数は65戸。
 完成後、30年の定期借家契約で学研ココファンが借り上げたうえで賃貸し、オペレートを学研ココファンが担当、そのうえで物件はファンドに売却する。
 竣工は、09年3月の予定。


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