(株)ケネディクスは15日、2007年12月期決算を発表した。
当期(2007年1月1日~12月31日)の売上高は1,380億250万円(前年同期比410.4%増)、営業利益は308億6,300万円(同65.6%増)、経常利益は261億2,000万円(同58.7%増)、当期純利益は146億6,200万円(同62.6%増)となった。
同期、当社はオーストラリアのチャレンジャー社と共同で、オーストラリア証券市場に日本の不動産を投資対象とした不動産投資信託「Challenger Kenedix Japan Trust」を上場し、同投資信託が保有するポートフォリオ(15物件・471億円)のアセットマネジメントを受託したほか、ケネディクト投資法人に5物件220億円を売却。
その結果、同期末における同社グループのアセットマネジメント受託残高は約7,349億円となった。
セグメント別にみると、不動産投資アドバイザリー事業では、物件取得が順調に進み、アクイジションフィーならびにブローカレッジフィーが増加した結果、営業収益58億3,800万円、営業利益42億6,000万円となった。
また、不動産投資事業では、同社グループが運用するファンドなどへ保有物件売却を行なったことから、営業収益1,270億3,400万円、営業利益222億7,700万円となった。
アセットマネジメント事業では、受託資産の売却に伴い、成功報酬であるインセンティブフィーの増加等により、営業収益78億9,100万円、営業利益54億2,500万円。
債権投資マネジメント事業については、インセンティブフィー等の収入は減少したものの、自己勘定投資による債権回収投資が増加したことにより。営業収益17億6,800万円、営業利益11億500万円となった。
なお、次期については、アセットマネジメント受託残高が増加する見通しであり、物件取得にかかわるアクイジションフィーや取得後のマネジメントフィーの増加も期待されることから売上高1,644億円(当期比19.1%増)、営業利益348億円(同12.8%増)、経常利益290億円(同11.0%増)、純利益153億円(同4.3%増)を見込んでいる。