不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は19日、首都圏における2007年1年間の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への2007年1年間の賃貸物件登録数は、居住用が59万9,028件(対前年比▲8.9%)となり、2年連続のマイナスとなった。一方事業用は5万6,299件(同▲4.0%)で、5年連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たりの登録賃料の首都圏年平均は、マンションが2,688円(同3.1%上昇)で再びプラスに、アパートは2,045円(同0.3%上昇)で3年ぶりにプラスとなった。1戸当たりの 登録賃料の首都圏年平均は、マンションが10.43万円(同0.6%上昇)で再びプラスに、アパートは6.18万円(同▲1.0%)で6年連続のマイナスであった。
居住用賃貸物件成約数は12万5,292件(同▲4.6%)で、5年連続の前年割れとなった。新築マンションは前年と一転し、アパートは2ケタ減、マンションも3年ぶりに減少した。
一方、神奈川県はマンション・アパートともに、カップル向け物件に支えられ、同5年ぶりに増加に転じた。
また、1平方メートル当たり成約賃料の首都圏年平均は、マンションが2,649円(同1.4%上昇)で3年連続のプラス、アパートは2,119円(同▲0.2%)で再びマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料の首都圏年平均は、マンションが9.86万円(同0.1%上昇)で3年連続のプラス、アパートは6.41万円(同▲0.2%)で、6年連続のマイナス。平均面積はマンションが再び縮小したものの、アパートは8年ぶりに拡大している。