アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は19日、2007年12月決算を発表した。
当期(07年7月1日~12月31日)の営業収益は22億7,600万円(前期比3.3%増)、営業利益は12億2,100万円(同▲3.1%)、経常利益は10億2,800万円(同1.5%増)、当期純利益は10億2,700万円(同1.5%増)、1口当たり分配金は1万3,523円となった。
期中、伊藤忠グループによる賃貸マンション専用ブランド「アルティス」シリーズ4物件を含む9物件を取得し、保有物件2物件の売却を実施。その結果、期末ポートフォリオは41物件(うち「アルティス」シリーズ23物件)、取得価格の合計は713億円、賃貸可能面積の合計は11万1,877.65平方メートルとなった。
賃貸業務については、各保有物件の特性並びに当該エリアのマーケット動向を分析し戦略的なリーシング活動を行なった結果、稼働率は95.3%と前期に引き続き高稼働率を維持した。
次期(08年1月1日~6月30日)については、伊藤忠サポートラインを柱としたサポートライン会社の積極活用により資産規模の拡大を図るとし、営業収益25億9,600万円、営業利益14億100万円、経常利益9億5,100万円、当期純利益9億5,000万円、1口当たり分配金1万2,500円を見込んでいる。