不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/2/21

流動化事業が好調に推移し、大幅増収増益/ランドコム07年12月期決算

 ランドコム(株)は20日、2007年12月期連結決算発表会を開催した。

 連結業績は、売上高279億7,000万円(前年同期比114.4%増)、営業利益38億1,700万円(同127.7%増)、経常利益24億9,400万円(同72.8%増)、当期純利益15億8,200万円(同96.9%増)となった。

 当期は、主軸の不動産流動化事業で、「六本木7丁目プロジェクト」(東京都港区)、「ニセコランドマークビュー」(北海道虻田郡)など計6物件を販売したことにより、売上高231億40万6,000円(同129.3%増)、営業利益40億8,852万9,000円(同198.6%増)と伸長、大幅増収増益決算となった。
 
 同社代表取締役社長・青木俊実氏は「07年は当社のスピード経営で優位性を確保し、少数精鋭の機動力のある組織体制が実績につながり、12月には東証2部に上場することができた。05年から開始したニセコのプロジェクトは、分譲事業はもちろん、PMなどのフィービジネスの受注も順調」と述べた。

 次期は、引き続き業績拡大を流動化事業が牽引していくものとしており、「六本木六丁目プロジェクト」(東京都港区)、「浦賀マリーナ複合開発事業」(神奈川県横須賀市)などの開発を予定している。
 また事業戦略として、「『事業の国際化』『新型収益事業の創造』を挙げ、従来からのニセコにおける外国人向け分譲事業はもちろん、世界的なマーケットをターゲットにしたリゾート複合開発事業を積極的に行なっていく予定。事業全体では、SPCを有効活用した資金効率の向上や利益の平準化を図る」(青木氏)としている。
 
 そのうえで、連結売上高413億9,800万円、経常利益37億9,600万円、当期純利益22億7,800万円と売上高、経常利益ともに前期比50%増をめざすとしている。

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