不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/2/22

不動産流動化・分譲事業が堅調に推移し、増収増益/エスグラントコーポ08年6月期中間決算

 (株)エスグラントコーポレーションは21日、2008年6月期中間決算の発表にともない、記者発表を開催した。

 当期(07年7月1日~12月31日)の連結経営成績は、売上高204億2,700万円(前年同期比20.4%増)、営業利益17億4,100万円(同25.2%増)、経常利益12億8,000万円(同36.3%増)、当期純利益6億8,700万円(同24.8%増)となった。

 セグメント別にみると、不動産流動化事業では「フォレシティ小伝馬町」(東京都中央区)等の大型物件の引き渡しを完了するなど、ファンドや法人に対する都心部の新築デザインマンションの商品提供を積極的に行なった結果、売上高118億8,100万円(同0.7%増)、営業利益14億4,800万円(同37.5%増)を計上した。
 分譲事業は、「ラグジュアリーアパートメント」シリーズを中心に、新築分譲が好調に推移。自社販売比率も増加し、売上高63億9,700万円(同52.9%増)、営業利益4憶1,300万円(同39.5%増)となった。
 賃貸管理・仲介事業では、賃貸管理戸数の増加にともない賃貸管理収入が増加した一方、賃貸仲介店舗「ヘヤギメ!」の新規出店費用により販管費が増加。結果、売上高16億6,200万円(同135.0%増)、営業利益3,700万円(同▲80.7%)の減益となった。
 
 次期の取組みについて、同社代表取締役兼CEOの杉本宏之氏は「分譲事業は、都心部の単身者人口が増え続けていることから、自社分譲比率を増加させ、強化していく。流動化事業については、中小型ビルの需用が根強いため、都心部を中心に引き続き市場の開拓をしていきたい。賃貸管理・仲介事業では、今期よりファンドからのPM受託を積極的に展開しており、次期も引き続き受託を拡大させていきたい。また『ヘヤギメ!』のFCを含めた店舗展開も伸展させていく」と語った。
 そのほか、07年5月に取得した「長柄ショッピングリゾート」については、テナント改善による再生を強化し、今期中に売却する意向を示した。また、不採算事業の見直しを図るなど、グループ再編についても取り組んでいくとした。

 通期の連結業績予想は、売上高400億5,100万円、営業利益42億1,000万円、経常利益30億600万円、当期純利益17億6,000万円を見込んでいる。

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