三菱商事(株)と三菱地所(株)は、英国・ロンドンにて共同で進めてきた「ボウベルズ・ハウス(Bow Bells House)再開発プロジェクト」の竣工式を6日に執り行なうと発表した。
同プロジェクトは、三菱商事が所有していた土地・建物を、オフィス・店舗からなる複合ビルへと再開発した事業。シティの中心「バンク」駅と「セント・ポール」駅をつなぐメインストリートである「チープサイド通り」に面した交通至便性の高いロケーションに位置しており、また、歴史的建造物であるボウ教会に隣接している。
オフィスは、欧州大手金融機関バンクオブアイルランド、ランズバンキが入居し、満室で稼働している。また、商業店舗にはカフェやレストラン、物販店等が入居を予定している。
三菱商事は、これまで北米中心に海外不動産事業を展開してきたが、同プロジェクトの竣工を契機に、英国はじめ欧州の不動産事業に積極的に取り組んでいくとしている。
また三菱地所は、2009年竣工予定の「セントラル・セント・ジャイルス・プロジェクト」をはじめ、今後もロンドンにおける開発事業を積極的に展開していく方針。