不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/4/1

賃料水準、上限・下限ともに上昇/東京ビル協「ビル経営動向調査」

 (社)東京ビルヂング協会(東京都千代田区、会長:髙木丈太郎氏)は25日、会員企業を対象に四半期ごとに調査している「ビル経営動向調査」(2008年1月時点)の結果を発表した。
 調査対象会社数は306社、回答会社数は126社、回収率は41.2%、回答調査票数は136件(複数回答)。
 
 東京23区の賃料水準(共益費込)は、上限が坪当たり3万2,231円(前回比599円上昇)、下限が1万9,826円(同21円上昇)と、上限・下限ともに僅かながらも上昇。同賃料水準景況感指数は、3ヵ月前と現在の比較では17.8(前回27.4)、現在と3ヵ月後の比較では13.5(同24.7)と、下がってはいるものの引き続きプラス値となった。
 平均空室率も、2.9%(前回比▲0.2ポイント)に改善。同空室景況感指数も、3ヵ月前と現在の比較では17.5(前回19.4)、3ヵ月後の比較では13.7(同23.4)と、やや下落もプラス値が続いている。

 主要5区の賃料水準を見ると、千代田区が4万603円(同4,049円上昇)にアップ。また、港区(3万3,534円、同1,659円上昇)と渋谷区(3万5,000円、同2,500円上昇)もアップ。これに対し、中央区は2万8,214円(同384円下落)とほぼ横ばい、新宿区は2万9,167円(同4,166円下落)と下落した。その他の区では、豊島区が上限・下限ともに上昇している。
 空室率は、千代田区、中央区、港区で改善。渋谷区は同率で横ばい、新宿区は悪化、その他の区では、豊島区が改善した。
 

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