(財)東日本不動産流通機構は24日、東日本レインズにおける2007年度の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同年度の中古マンション成約件数は2万8,667件で、前年度比▲3.5%となった。成約件数が前年度を下回ったのは3年ぶりで、市場の減速感が現れたかたち。エリア別では、東京都1万2,808件(前年度比▲2.8%)、埼玉県3,792件(同▲7.5%)、千葉県4,323件(同2.8%増)、神奈川県7,744件(同▲6.0%)と、千葉県のみがプラス。東京都区部では5年ぶりのマイナスとなった。
一方、新規登録件数は15万2,711件(同30.4%増)で、11年連続の増加。東京都が8万6,379件(同43.6%像)となるなど、各エリアで大幅な増加を記録。成約件数の減少とは対照的であり、在庫物件の急増がうかがえる。
また、1平方メートル当たりの成約単価は39万5,300円(同11.1%増加)と、5年連続の上昇。上昇率も、2ケタ台に乗った。