東京電力(株)は25日、都市におけるロハスをサポートする賃貸集合住宅「月光町アパートメント」(東京都目黒区、総戸数16戸、テナント2戸)の見学会を開催した。
月光町アパートメントは、同社がトヨタ自動車(株)、松下電器産業(株)と共に、人・社会・環境にやさしい、快適で持続可能な暮らし方ついて考える「lohas project(ロハスプロジェクト)」の一環。東京電力の社宅跡地に、ロハスをテーマに賃貸住宅を新築したもの。
同物件は、東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩12分、緑に恵まれた「林試の森公園」に隣接した閑静な住宅街にある。
鉄筋コンクリート造地上6階建て、敷地面積906.41平方メートル、延床面積1,999.67平方メートル。梁が見えないようにするため「フラットスラム構造」を採用した。企画設計は(株)都市デザインシステム。
住戸は、オール電化を採用し、また自然を取り込むために、窓の面積を大きく取りながらも、気密性、断熱性の高い建物とすることでエネルギーロスを抑えている。さらに入居者には、部屋ごとの使用電力量に基づき、エネルギーの上手な使い方をアドバイスするサービスも予定され、毎日の暮らしの中にエコロジーの意識が生まれるようサポートを行なっていく。
16戸の賃貸住宅は、「プライベートサロン」「クルマ」「台所」など、それぞれ異なるコンセプトを設け、間取りも16タイプを用意。専有面積は42.84~96.96平方メートル、賃料は18万円~55万円。