不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/5/1

市場環境悪化の影響で減収減益/住生活グループ08年3月期決算

 (株)住生活グループは4月30日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(07年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は1兆1,038億3,900万円(前期比▲1.8%)、営業利益は357億3,700万円(同▲37.3%)、経常利益は377億1,600万円(同▲44.1%)、当期純利益は177億800万円(同▲49.7%)。

 改正建築基準法施行の影響で、新設住宅着工戸数が大幅に減少し、売上高は前期に比べ微減。利益面では、市場競争の激化や資材価格の高騰、年金資産の運用悪化による退職給付費用の増加などから、大幅な減益となった。

 セグメント別では、住宅関連事業においては、売上高8,119億5,700万円(同▲2.8%)、営業利益350億500万円(同▲33.5%)と減収減益。ビル関連事業では、商品バリエーションの強化、「開発・営業・生産・工事」の一貫供給体制構築などによる拡販に努め、売上高は2,771億8,400万円(同1.0%増)と、わずかに増収。しかし、工事収益性の低下などもあり、営業利益は22億7,000万円(同▲60.1%)と減益であった。 

 次期については、各種のコストダウン・合理化施策の実行を継続するとともに、需要創造型・市場開拓型の商品投入など、新たな成長機会の発掘にも注力していくとし、売上高は1兆1,300億円(同2.4%増)、営業利益は500億円(同39.9%増)、経常利益は520億円(同37.9%増)、当期純利益は270億円(同52.5%増)を見込んでいる。 

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。