不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/5/1

私募ファンド市場、JREIT市場を上回る11.8兆円に/ARES「私募ファンド実態調査」結果

 (社)不動産証券化協会(ARES)は30日、「第2回会員対象私募ファンド実態調査」結果を発表した。

 同調査は、同協会正会員および賛助会員のうち、法律事務所、会計事務所、税理士法人、鑑定事務所などを除く245の会員を対象に2007年12月末時点で運用している私募ファンドについて聞いたもの。有効回答率は100%。

 それによると、私募ファンドの運用を行なっている会員は88社でファンド総数は704(前年度596)、保有物件総数3,592(同3,427)、運用資産総額約11.8兆円(同8.2兆円)と、昨年度より大幅に増加している実態が明らかになった。

 保有不動産のタイプを運用資産ベースでみると、オフィスが46.5%(同55.8%)、賃貸住宅が14.6%(同14.5%)、商業施設が12.0%(同16.6%)と、前回調査と比較して上位3銘柄が前回より若干シェアを落としている一方で、物流施設、ホテル、複合施設のシェアが増加、用途の分散化がみられた。。

 また、1社当たりの運用資産額平均は、前年度の1,180億円から1,337億円となっており規模が拡大。使用ビークルは「GK-TK(合同会社-匿名組合)」方式が全体の75%を占めた。

 なお、私募ファンドの出口戦略は、「他の私募ファンドへの売却」が前年と同様に約半数の46.4%を占めている一方、「JREITへの売却」は7%と前年の20%から大きく減少した。
 
 詳細は同協会ホームページ参照のこと。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。