東急リバブル(株)は8日、09年3月期を初年度とする中期経営計画「NEXT STAGE2010(2009年3月期~11年3月期)」を発表した。
同計画では、コンプライアンス、ブランド、人材育成を柱に、リバブルブランドの向上、社内・グループ間のシナジーの最大発揮、利益体質の実現をめざすことを目的とした。
具体的には、売買仲介、とくにリテール部門を収益拡大の柱と位置づけ、経営資源を集中投下する。08年度1年間かけて、営業エリア戦略を再構築。業者物件の客付け重視からファーミングによるエンドユーザー掘り起こし、富裕層等新規顧客の獲得に力を注ぐ。一方、ホールセール部門についても、自治体へのアプローチなど、他社に先駆けた事業機会獲得のため、人員を適時増強。11年3月期の仲介営業収益490億9,200万円(08年3月期比26.7%増)、営業利益139億7,900万円(同52.4%増)をめざす。
また、販売受託事業は、東急沿線での開発強化などにより利益率向上を図るほか、賃貸事業もサブリース、家賃収納代行などのノンアセットストック拡大で生産性・利益率を確保してく。
これらの取り組みにより、計画最終年度(11年3月期)末には、連結売上高864億円(同26.9%増)、営業利益146億7,300万円(同52.1%増)、経常利益145億1,900万円(同49.1%増)、当期純利益83億5,300万円(同46.4%増)をめざす。