不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/5/13

戸当たり単価の上昇で増収ながらも、棚卸資産の評価減で減益/大京08年3月期決算

 (株)大京は12日、2008年3月期決算を発表した。

 当期(2007年4月1日~08年3月31日)の連結売上高は3,941億200万円(前期比4.6%増)、営業利益311億1,700万円(同▲11.1%)、経常利益277億円(同▲15.6%)、当期純利益162億5,500万円(同▲34.1%)。営業利益・経常利益の減少は棚卸資産の評価に関する会計基準にもとづき、44億8,800万円の評価減を実施したことによる。また純利益の減少は繰延税金資産の取崩しなどによるもの。

 不動産販売事業は、主力のマンション販売で戸当たり単価の上昇等により営業収入3,010億1,300万円(同98億2,400万円増)を確保したものの、棚卸資産の評価減などからマンション売上総利益は556億6,900万円(同▲56億2,300万円)に。その結果、同事業の営業収入は3,120億3,600万円(同4.8%増)、営業利益は278億6,300万円(同▲11.9%)となった。

 また、不動産管理事業は、管理受託戸数が堅調に増加し、営業収入301億900万円(同2.7%増)、営業利益25億3,200万円(同 29.1%増)。不動産仲介事業は、事業規模拡大に向けて営業力強化を図った結果、営業収入91億8,300万円(同1.5%増)となったが、新規出店による営業費用の増加により営業利益は1億4,300万円の損失(同▲115.3%)となった。

 なお、次期については営業収入3,920億円、営業利益145億円、経常利益95億円、当期純利益95億円を見込んでいる。

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