ワンズ(株)(横浜市神奈川区、代表取締役:牛迫敬太氏)の運営する全国不動産ネットワーク「ワンズON」の第6回ビジネスカンファレンス(全国大会)が5月21・22日の2日間にわたり、横浜・赤レンガ倉庫で開かれ、今年度の活動方針や新商品が発表された。
総会では、冒頭、ネットワークが今年取り組むべきテーマ「コミュニケーション&リレーション」が発表された。牛迫社長は「不動産市況が悪化するなかで、われわれはいま一度人や地域との結びつきを見直していくべき。そのためには、地域における企業ブランドを構築し、ユーザーから選択される企業とならなくてはいけない」と語り、この考えに基づいた新しいサービスを発表した。
昨年度から順次展開している、セキュリティ、介護コールシステム、生ゴミ処理機の普及、ペットマンションブランドの展開で、ユーザーニーズの高い地域密着型商品を提供していくほか、今年度は「企業の人格形成」を合言葉に、加盟店の「パブリック・リレーション(PR)」活動を支援していく。PR・広報支援を手がける(株)エージェンシーワン(横浜市青葉区、代表取締役:荒木洋二氏)と業務提携し、共同で「企業の人格形成セミナー」の開催や、「企業PR診断サービス」を展開。地域のユーザーに向けてさまざまな情報を発信できるスキルを身につけてもらう。
また、昨年度開設したメンバーサイト「ワンズ2.0」を強化。加盟店向けのE-ラーニング講座の拡充、ニュース提供、市況レポート発信、加盟店社員プロフィールの充実による送客強化を図っていく。
なお、ワンズ自身も、JR「横浜」駅近くに本社を移転。不動産事業を強化することで、経営基盤の安定を図る方針。