スウェーデンハウス(株)は26日、同社施工の住宅を対象にした「2007年度エネルギー消費調査」を発表した。
「住宅性能」の高い家ではエネルギー消費量がどの程度少ないのかを実態調査で確認。同レベルの住宅性能であっても、世帯ごとの「暮らし方」でエネルギー消費量にどのような違いが生じるのかを明らかにするのが目的。同社が施工した築1年目の物件のうち、(1)オール電化、(2)高効率エアコンを3台以上設置、(3)エコキュートを導入した46世帯にアンケート・訪問調査を行なった。
調査結果では、住宅性能の向上によって、一般戸建住宅(『日本におけるエネルギー消費』06年、日本建築学会発行による)と比較し、全体のエネルギー消費量が削減される一方、世帯ごとの「暮らし方」によって、エネルギー消費量に大きな差が出た。
具体的には、一般戸建住宅と比較して約4割のエネルギー消費削減の実現していることが判明した。また、1年を通しエネルギー消費量が最も多いのは「1月」、夏季平均と比較して約4割多いことがわかった。なお、一般家庭のCO2削減は、夏より冬の“住宅性能向上”と“省エネ対策”が重要で、「冷暖房」の効率アップにより、「照明・家電」や「給湯」で使うエネルギーのウエイトが高まる、エネルギー消費の少ない世帯は、「給湯」の使い方を工夫している、ということが明らかになった。