大学不動産連盟は4日、立教大学(東京都豊島区)にて、平成20年度総会・公開討論会を開催した。
総会に先立って開催された公開討論会は、まちづくりへの機運を高めることを目的に、立教大学の校友で組織するセントポール生活文化研究会(会長:荒井信吉(株)リベスト代表取締役)が中心となって、大学・行政に掛け合い実現したもの。
「大学と行政のコラボレーションによる街づくり」をテーマに、2008年6月に開通する東京メトロ「副都心線」により、池袋がどのように変わるかについて、立教大学教授の中村陽一氏をコーディネーター兼パネリストに、立教大学総長・大橋英五氏、豊島区長・高野之夫氏、NPOゼファー池袋まちづくり理事長・齊木勝好氏らが、それぞれの立場からまちづくりへの関わり方等について発言。地域住民、大学、行政が一体となった今後のまちづくりの可能性について、活発な討議が交わされた。
会場には各大学の不動産会の会員のほか、学生や大学関係者、行政、地域住民など、立見がでるほど、多くの聴衆が詰め掛けた。
その後、ホテルメトロポリタン(東京都豊島区)で開催された総会では、平成19年度の事業報告、会計報告、理事長校交代式等がなされたほか、盲導犬の普及促進に務める(財)アイ メイトに対し、寄付金贈呈が行なわれ、引き続いて懇親会が催された。
なお、新理事長には中央大学「不動産建設白門会」の松林由往氏(日本土地建物販売(株)上野支店支店長)が就任。
大学不動産連盟は、慶應大学、早稲田大学、明治大学、中央大学、青山大学、日本大学、法政大学、同志社大学、横浜商科大学、上智大学、東洋大学、立教大学の不動産会が組織している。