(株)長谷工コーポレーションはこのほど、間取り変更の自由度と遮音性を向上させたマンション用二重床システム「HBYSシステム」を開発した。
同商品は、床先行二重床工法を採用。壁材や下地材を支えるための支持脚の本数を一般的な商品より2割程度増やしたことで、間仕切り壁の位置を自由に設定することが可能になった。また、パーティクルボードに加え、新制振ボードを使用し面剛性・質量を高め、間仕切り壁下の補強として音を伝達しやすい硬い補強脚を使用しないことで、床衝撃音遮断性能を向上させた。
すでに、現在販売中の「ヴィーナススクエア」(売主:東レ建設他、滋賀県大津市、総戸数376戸)など関西圏・東海圏の7物件に採用。今後は、ユーザーニーズに応じてメニュープランの中から間取りやカラーを変更できる「セルフィット」を充実させるためのメニューの一つと位置付け、首都圏・関西圏で設計・施工する物件の事業主に対し積極的に採用提案していく。