マーケティング会社の(株)富士経済は20日、「2008 セキュリティ関連市場の将来展望」を発表した。07年の同市場の市場規模を9シーンに分類。機器・システム32品目とサービス10種について、07年の市場規模と2011年の見込みを展望した。
07年のセキュリティ市場は、全体で5,632億円。11年には、07年比51%増の8,505億円にまで拡大すると予測している。このうち、ホームセキュリティ市場は、07年には全体の約4割を占める2,259億円。11年にはさらに倍増し4,587億円市場になると見込んでいる。市場を牽引するのは、07年にサービスが開始された「家庭用緊急地震速報対応端末」で、11年には07年の373倍となる75万台・559億円市場となると予測している。
また、「住宅用火災警報器」についても、08年~11年にかけ既存住宅への設置義務化による需要が拡大。11年には、07年の4.4倍にあたる5,450万個・2,320億円市場になると予測している。