三菱重工業グループの菱重エステート(株)(東京都港区、社長 木山信雄氏)など菱興グループ7社は30日、OM計画(株)(静岡県浜松市、社長 石原信也氏)と共同で、自然エネルギーの新しい利用技術を核にした次世代型超省エネ住宅の開発をスタートしたと発表。
太陽光発電に太陽熱回収を組合わせた「太陽光発電+パッシブソーラーハイブリッド」、床下の地中温度が安定していることに着目した「高蓄熱」、屋根頂部に設備を設置することで自然換気をうながす「ソーラーベンチレーション」の3つの技術の開発、システム化および実用化をめざしていく。これにより標準世帯の平均使用エネルギーを97%削減するのが目標。
2008年末をめどに横浜市内にモデルハウスを建設、四季を通した省エネ性能を定量的に実証していく予定。
なお同プロジェクトは、国土交通省の「平成20年度住宅・建築関連先導技術開発事業」の補助事業にも指定されている。