三洋ホームズ(株)は3日、CO2削減対策として、太陽熱と連携したヒートポンプ給湯機を開発したと発表。年間給湯エネルギー消費効率が高く、環境に優しい給湯システムの商品化を進めている。
今回開発したシステムは、屋根に設置した集熱パネルから太陽熱を集熱し、そこから得られる温水をヒートポンプ給湯機の貯湯タンクに蓄えるもの。これにより、ヒートポンプ給湯機の運転時間が大幅に短縮し、光熱費の削減につながる。CO2削減効果においては、ガス給湯機と比較すると65%の削減が見込め、家庭から排出されるCO2を大幅に削減できる。
また、浴槽の残り湯排熱回収機能を加えることでエネルギー効率をさらに高めると同時に、「省エネ見える化リモコン」の採用により、いっそうの省エネ意識の向上に貢献していく。
同社では、今回開発した「太陽熱連携ヒートポンプ給湯機」の普及・拡大により、CO2削減を積極的に行なっていく方針。