不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/7/10

三大都市のオフィスビル空室率が上昇/CBRE調査

 シービー・リチャードエリス(株)(東京都港区、代表取締役社長兼CEO:秋山隆英氏)は8日、2008年6月期の全国オフィスビル市況速報、および14大都市の賃貸オフィス市場動向を発表した。三大都市の空室率は依然として低く、オフィスビルの市況は底堅いとしながらも、3都市とも空室率がわずかに上昇に転じており、今後数ヵ月から半年間の動向に注目すべきであるとしている。

 地域別に見ると、AクラスおよびSクラスのビルの空室率は、東京は2.0%(対前期比+0.5ポイント)、2.9%(同+1.1ポイント)、大阪は、1.9%(同+0.2ポイント)、0.5%(同+0.3ポイント)、名古屋はAクラスビルが3.3%(同+0.5ポイント)となった。

 東京については、07年と比較すると一部ビルで成約に至るまでのスピードが鈍化していることから空室率の絶対水準は低いながらも、賃貸オフィス市場では昨年までとは若干異なった様相を呈していると分析。大阪では満室稼働中のビル棟数が、1年前(07年6月期)の7割以上から4割程度まで減少した。名古屋では、空室率が07年3月期以降5期ぶりに上昇に転じたものの、来期は交通至便な立地にAクラスビルが竣工予定で、地域の活性化も期待されており、今後の空室率は低水準で推移すると見ている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。