国土交通省は8日、建築物防災週間に行なった各種調査結果について公表した。
建築物防災週間とは、建築物の被害や人的被害を防止し、安心して生活できる空間を確保するため、一般の人たちを対象に建築物に関連する防災知識の普及や、法令・制度の周知徹底を図り、建築の防災対策の推進に寄与することを目的に実施しているもの。
民間建築物における吹付けアスベストに関する調査では、1956年~89年までに施工された民間の大規模な建築物を対象に調査を実施。調査報告のあった建築物21万8,349棟のうち、露出してアスベストの吹付けがされている建築物は、1万4,832棟。指導により対応済みの建築物は8,066棟、対応予定の建築物は1,087棟だった。