不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/7/30

首都圏マンション、08年は供給4万8,000戸に/長谷工総研が予測

 (株)長谷工総合研究所はこのほど、首都圏分譲マンション市場の2008年上半期の総括と下半期の見通し等をまとめたレポートを発表した。

 08年上半期の首都圏マンション供給戸数は2万1,547戸(前年同期比▲23.8%)で、2年連続2万戸台となり、1994年以降では最小となった。同期に第1期発売を行なった物件は270件(同▲105件)、1回当たりの販売戸数も21.2(同▲5.3戸/物件)となった。初月販売率も63.9%(同▲11.3%)と増加した。
 同期の分譲価格は、首都圏全体で1平方メートル当たり64万9,000円(前年同期比5.7%上昇)となったが、千葉県では前年同期比3.1%下落し43万4,000円となるなど、立地条件・商品企画により価格の見直しが行なわれ始めたとしている。

 08年下半期については、供給戸数2万7,000戸と上半期を上回る供給が行なわれるが、08年1年間では4万8,000戸の供給と予測。在庫削減のペースも遅く、供給を絞り込む傾向は継続すると予想されることから、年初予測の6万戸を大幅に下方修正している。
 同社では「マンション価格、日用品・食料品等の価格上昇で需要者の買い控え傾向は続く」としているが、「需要者の購入能力に見合った価格見直した物件が増加することで、たまっている潜在需要が顕在化する可能性はある」と分析している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。