不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/8/1

賃貸事業が順調、18億円の増益/三井不動産09年3月期第1四半期決算

 三井不動産(株)は31日、2009年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,831億7,000万円(前年同期比▲3.1%)、営業利益270億3,300万円(同▲8.6%)、経常利益223億1,000万円(同▲14.9%)、当期純利益64億8,300万円(同▲70.7%)。

 セグメント別にみると、「賃貸」は、前期に竣工稼動した「グラントウキョウノースタワー」(東京都千代田区)、「赤坂Biz タワー」(東京都港区)、「三井アウトレットパーク 入間」(埼玉県入間市)などに加え、既存オフィスビルの賃料改定も順調に進捗したことにより、前年同期に比べ、181億円の増収、18億円の増益となった。
 オフィスビル賃貸は、タイトな需給環境が継続しており、首都圏オフィスの空室率(単体)は1.4%と引き続き低水準で推移している。

 「分譲」では、個人顧客向け住宅分譲において、当第1四半期は計上物件が少ないものの利益率が高く減収増益。一方、投資家向け分譲において、大型の収益計上が下期に予定されていることもあって減収減益となり、セグメント全体では前年同期に比べ、184億円の減収、12億円の減益となった。
 マンション分譲の契約進捗率は、顧客による物件選別志向が強まっているものの、都心物件や大規模開発物件などでは堅調な販売状況が継続し、当期計上予定戸数に対して約65%まで進捗している。

 「仲介・販売受託・コンサルティング」セグメントでは、個人向け仲介事業は、おおむね昨年並みとなったが、法人向け仲介事業の取扱件数が減少するなど、前年同期に比べ、16億円の減収、27億円の減益となった。

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