不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/8/12

在庫の早期完売等に注力、多額の損失を計上/シーズクリエイト09年3月期第1四半期決算

 シーズクリエイト(株)は11日、2009年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~6月30日)の連結経営成績は、売上高69億3,900万円(前年同期比167.0%増)、営業損失26億300万円、経常損失27億3,400万円、四半期純損失27億1,000万円となった。

 マンション分譲事業では、前期末の完成在庫数237戸について早期完売戦略を実施し、183戸の引渡しを完了。結果、売上高45億4,800万円、営業損失14億1,900万円となった。
 不動産流動化事業は、前連結会計年度に流動用不動産に計上した6物件のうち、田端、甲府昭和、小石川の3物件の販売を完了し売上げを計上。その結果、売上高19億2,600万円、営業損失9億5,600万円となった。
 
 なお、早期売却を優先したこと、未引渡し住戸および販売予定の流動用不動産について、評価損8億3,300万円を計上したことにより赤字となった。

 また同日、同社の連結子会社であるパントリーマジックジャパン(株)を解散、10月を目処に清算することを決定したと発表。同社では各事業の収益性の見直し、戦略的事業の再編等を行なっており、その一環として解散することに至ったもの。

 なお同社は、過去の負の遺産の一掃が完了したとしており、通期は、売上高349億2,500万円、営業利益3億3,500万円、経常利益8億7,000万円、当期純利益6億2,500万円を見込んでいる。

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