不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/8/14

特損28億円を計上し、最終赤字に/アパマンショップHD08年9月期第3四半期決算

 (株)アパマンショップホールディングスは13日、2008年9月期第3四半期決算を発表した。

 当期(07年10月1日~08年6月30日)の連結経営成績は、売上高442億900万円(前年同期比4.8%増)、営業利益12億3,300万円(同▲67.4%)、経常利益11億9,500万円(同▲72.5%)、当期純損失12億4,500万円となった。

 斡旋事業における賃貸斡旋業務では、当期末までに同社が運営する直営店が契約ベースで77店(前期比▲20店)、開店ベースで76店(同▲11店)となった。
 賃貸斡旋FC業務では、ブランディング戦略の推進による加盟店の反響獲得・集客力向上策を展開。結果、今期の同社WEBサイトへの問い合わせ件数はPCサイトで前年比117.2%増、携帯サイトで同126.0%と増加した。また、当期末の賃貸斡旋加盟契約店舗数は、930店舗(直営店含む、前期比▲14店舗)となった。
 これらの結果、同事業の売上高は56億8,700万円(前年同期比7.6%増)、営業損失は6億3,900万円となった。

 プロパティ・マネジメント事業における、賃貸管理業務およびサブリース業務は、入居率および収益性向上への取組み強化を推進するとともに、関連サービスの拡大などに注力。また、(株)インボイスRMを子会社化したことにより、当期末現在の管理戸数は7万5,736戸(前期比3万2,449戸増)となった。
 また、連結子会社である(株)アパマンショップリートパークが中心となって展開していたパーキング業務は、プロパティ・マネジメント事業とともに連結子会社である(株)アパマンショップリーシングへ事業譲渡。これらの結果、同事業の売上高は166億1,500万円(前年同期比36.9%増)、営業損失は1億5,900万円を計上した。

 そのほか、プリンシパル・インベストメント事業では売上高134億5,700万円(同▲19.8%)、営業利益31億8,600万円(同▲46.9%)、ファンド事業では売上高21億4,800万円(同▲1.5%)、営業利益3億3,300万円(同▲49.6%)、その他事業では売上高23億5,800万円(同▲11.8%)、営業損失7億7,400万円(同▲3.7%)となった。

 なお、当期は投資有価証券評価損、のれん等減損損失、店舗閉鎖損失等、合計28億8,600万円の特別損失を計上したことにより、最終赤字となった。

 通期は、5月に発表した予想を下方修正。売上高600億円(前回予想700億円)、営業利益4億円(同63億円)、経常利益2億円(同70億円)、当期純利益▲19億5,000万円(同36億円)とした。

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