日本ビルファンド投資法人（BNF）は14日、2008年6月期決算を発表した。
当期（08年1月1日～6月30日）の営業収益は300億8,700万円（前期比8.2％増）、営業利益は145億2,900万円（同16.6％）、経常利益は122億2,200万円（同19.5％増）、当期純利益は122億2,100万円（同19.5％増）であった。1口当たり分配金は、過去最高の2万2,549円（同2,420円増）。
当期は、「NBF渋谷イースト」「中野坂上サンブライトツイン」（追加）「NBF名古屋広小路ビル」（増築）「NBF熊本ビル」「新浦安センタービルディング」「NBF豊洲ガーデンフロント」の6物件を取得。また、「大同生命大宮ビル」「NBF谷町ビル」の2物件を売却したことにより、不動産売却益8億6,800万円を計上した。
保有物件については、テナント満足度の向上をめざした運営管理、設備の更新・新設を計画的に実施するとともに、契約更改期のテナントに対しては賃料改定を行ない、月額で8,900万円の増額を達成。これらの結果、増収増益となった。
期末における資産規模は、保有物件ベースで58物件、取得価格ベースで7,252億円。総賃貸可能面積は75万平方メートル、テナント総数は931、稼働率は97.4％（同▲1.2ポイント）であった。
次期（08年7月1日～12月31日）は、営業収益309億5,000万円、営業利益141億9,900万円、当期純利益114億3,600万円、1口当たり分配金2万1,100円を見込んでいる。
