プロロジスは3日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク市川II」(千葉県市川市)の起工式を、建設予定地にて執り行なった。
同施設は、首都高速湾岸線千鳥町ICに隣接しており、首都高速を通じて首都圏全域へのアクセスが良好な場所に立地。敷地面積3万8,796平方メートル、プレキャストコンクリート造地上5階建て、延床面積9万763平方メートルの複数企業向け流通型物流センター。
各階には、40フィートコンテナトレーラーが直接アクセスできるランプウェイ2基(上り用・下り用)を備え、13mの車路を確保している。トラックバースは計100台分(各階に20台)を完備、効率の高い運用を可能にする。また、庫内スペースは基本的にワンフロア2社対応とし、最小1,000~最大4,500坪の区画の利用を可能とする。
さらに、建物にはプレキャストコンクリート工法、および同社独自の杭頭免震構造を採用、これによりLC(ライフサイクル)CO2を削減することができるため、環境にも配慮したサスティナブルな施設となる。
同社プレジデント兼日本共同CEOの山田御酒氏は、起工式で「物流の効率化が図れる施設であるとともに、展望ラウンジを兼ねたカフェテリア、休憩室、売店などを設け、働く人にも快適な施設となるよう配慮した。市川市と共同で周辺環境の整備にも注力し、人と環境に優しい施設の実現をめざしたい」と語った。
なお、竣工は2009年11月の予定で、現在入居企業を募集している。