ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9日、ニューシティ・レジデンス投資法人(NCR)の発行体格付けおよび無担保長期債務格付けをA2からA3に引き下げた。格付け見通しはネガティブ。
今回の格下げは、今後NCRが大型物件の取得や借入金の期限を控え、柔軟な財務運営にストレスがかかる可能性を反映したもの。
総資産有利子負債比率(LTV)は直近で50%台前半となっているが、10月に予定している池袋物件取得により再度上昇する可能性をがある、としている。同投資法人は、40-55%の水準でコントロールする方針。
なお、NCRのポートフォリオは、取得予定物件を含め2008月7月末時点で109物件、約2,200億円となっている。