(株)テーオーシーは16日、五反田(新)TOCビル(東京都品川区)の開発事業計画について、品川区ならびに東京都と協議を進め、計画の具体的な推進に取り組んでいくと発表した。
同ビルは、1970年の開業以来、国内最大の流通ビル「東京卸売りセンター」として、品川・大崎地区の商業や流通の発展に寄与してきた。今回の計画で全面建替えを実施することにより、耐震機能など安全性の向上、機能性の向上、地球環境への負荷の軽減などを図るとともに、将来的な建物維持管理コストの抑制をめざす。
また、同計画では高度利用地区等の都市計画手法を活用、流通商業機能の強化と、高層化された良質なオフィス空間等の提供を実現し、併せて中長期的な収益の向上も図っていく。
今後は、同計画が一部稼働した時点で、現在のTOCビルの建替え工事に着手する予定。2011年の事業着手をめざしており、事業全体の完了には10年程度の期間を見込んでいる。