不動産ニュース / その他

2008/10/14

竹中平蔵氏を迎え特別講演会を開催/JRMA

90年代の経済危機と今回の危機の違いなどをはじめ、世界経済と日本経済の今を分かりやすく講演する竹中氏
90年代の経済危機と今回の危機の違いなどをはじめ、世界経済と日本経済の今を分かりやすく講演する竹中氏
「今こそ不動産投資」と熱く語る野口氏
「今こそ不動産投資」と熱く語る野口氏

 日本不動産経営協会(JRMA)は11日、新宿野村ビル(東京都新宿区)のコンファレンスプラザで、会員向けの特別講演会を開催した。

 第1部では、元・金融担当大臣、総務大臣などを歴任、現在は慶應義塾大学教授を務める竹中平蔵氏が「世界経済の今、日本経済の今後」をテーマに講演。続く第2部では、野村不動産アーバンネット(株)流通事業本部営業推進部長・野口義高氏が「緊急提案、今こそ不動産投資」をテーマに講演した。

 竹中氏は「世界経済が大変なことになっているが、すべてをサブプライムのせいにするのは誤り。現在日本の1人当たりGDPは世界18位。2位を誇ったこともあることを考えれば、憂慮すべき数字である。第2四半期、日本の成長率は-3%だったが、これをプラスに転換させるには、不動産価格の低下も食い止める必要がある。景気浮揚には、改革路線を止めてはだめ。グローバルに世界が変化しているなか、改革を止めれば競争から取り残される」と力説した。

 続いて野口氏は、前回バブルと今回バブルを比較しながら、「今回のバブル崩壊では、ファイナンスがつかなくなったことが大きな問題。投資家が投資できず、マーケットの動きが非常に鈍い」と指摘。そのうえで、このような経済が不安定なときは、「安定した家賃が入り、機関投資家や外資がどう動こうが所有している不動産の収入には影響がなく、そして相続対策にもなるという不動産投資が合っている。在庫整理や期末の決算対策、そしてファンドの売却意向で物件仕入れに好機である点からも、不動産投資には今がいいタイミング」と語った。

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