エルシーピー投資法人(LCP)は16日、2008年8月期決算を発表した。
当期(2008年3月1日~8月31日)の営業収益は33億1,300万円(前期比▲7.2%)、営業利益は16億6,300万円(同▲16.3%)、経常利益は10億600万円(▲30.0%)、純利益は10億500万円(同▲30.0%)となった。1口当たり分配金は1万951円(同▲4,686円)。
当期においては、ポートフォリオの中長期的な運用効率およびポートフォリオの質の向上に向け2物件(信託受益権、譲渡価格合計47億3,000万円)の譲渡を実施。当期末時点における保有資産の合計は44物件、取得価格合計は884億8,900万円(前期比約▲4.4%)となった。
取得価格に基づく用途別の割合は、当期末時点で、オフィスビル20.1%、住居用不動産61.5%、その他の用途物件(商業施設、ホテル、シニア物件など)18.4%。
ポートフォリオ全体の当期末時点の稼働率は、94.0%(同▲2.2%)であった。
今後は、公募増資による資金調達が厳しい現状では資産規模を拡大することは難しいものと認識しており、建築年数の経過した資産を機会を見つつ入れ替えることで、ポートフォリオの質の向上を図っていくとしている。
次期(09年2月期)は、営業収益28億9,200万円(前期比▲12.7%)、営業利益12億3,600万円(同▲25.7%)、純利益5億4,600万円(同▲45.6%)、1口当たり分配金5,900円を見込むとしている。