不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/10/17

不動産流動化事業の不調により大幅減収減益/アトリウム09年2月期中間決算

 (株)アトリウムは14日、2009年2月期中間決算を発表した。

 当期(08年3月1日~8月31日)の連結経営成績は、売上高411億1,800万円(前年同期比▲44.4%)、営業利益75億800万円(同▲58.7%)、経常利益44億7,500万円(同▲73.7%)、当期純利益13億8,400万円(同▲83.1%)。

 不動産流動化事業においては、仕入れ面では恵比寿駅前プロジェクトの開発に向け、パートナー持分の取得等を通じて優良な営業資産の積み増しを図ったものの、販売面は市況の悪化により売上げが鈍化。これらの結果、売上高192億3,800万円(同▲56.1%)、営業利益16億1,500万円(同▲68.5%)となった。
 なお、前年同期比の大幅な減少は、大型物件の売却が含まれていた前年同期の反動の影響によるもの。

 サービサー事業では、購入活動を控える一方、収益面では買取債権の着実な回収を推進するとともに、前年同期並の賃料収入を確保。また、4月にオープンした大型収益物件の証券化を実施した結果、売上高176億6,100万円(同19.9%増)、営業利益42億3,100万円(同81.1%増)となった。

 不動産融資保証事業では、売上高52億3,800万円(同▲10.3%)、営業利益28億1,900万円(同▲45.0%)であった。

 通期は、売上高1,120億円、営業利益150億円、経常利益100億円、当期純利益47億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。