(株)アトリウムは14日、2009年2月期中間決算を発表した。
当期(08年3月1日~8月31日)の連結経営成績は、売上高411億1,800万円(前年同期比▲44.4%)、営業利益75億800万円(同▲58.7%)、経常利益44億7,500万円(同▲73.7%)、当期純利益13億8,400万円(同▲83.1%)。
不動産流動化事業においては、仕入れ面では恵比寿駅前プロジェクトの開発に向け、パートナー持分の取得等を通じて優良な営業資産の積み増しを図ったものの、販売面は市況の悪化により売上げが鈍化。これらの結果、売上高192億3,800万円(同▲56.1%)、営業利益16億1,500万円(同▲68.5%)となった。
なお、前年同期比の大幅な減少は、大型物件の売却が含まれていた前年同期の反動の影響によるもの。
サービサー事業では、購入活動を控える一方、収益面では買取債権の着実な回収を推進するとともに、前年同期並の賃料収入を確保。また、4月にオープンした大型収益物件の証券化を実施した結果、売上高176億6,100万円(同19.9%増)、営業利益42億3,100万円(同81.1%増)となった。
不動産融資保証事業では、売上高52億3,800万円(同▲10.3%)、営業利益28億1,900万円(同▲45.0%)であった。
通期は、売上高1,120億円、営業利益150億円、経常利益100億円、当期純利益47億円を見込んでいる。