不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/11/5

扶桑レクセルを今期中に吸収合併、15%規模の人員削減/大京が大規模リストラ

 (株)大京は5日、今後の経営合理化策について発表した。マンション分譲市場、金融情勢の悪化に伴う業績不振を受けてのもの。

 同社は、2009年3月期第2四半期決算で、棚卸不動産評価損約323億円、繰延税金資産取り崩し約48億円など多額の損失を計上する予定で、これにより同期は連結経常損失388億円、当期純損失440億円、また通期でも連結経常損失440億円、当期純損失510億円となる見込み。この業績悪化に伴う自己資本毀損を増強するため、筆頭株主であるオリックス(株)に優先株式による増資引き受けを打診。おおむね同意を得ている。

 一方、マンション事業の規模を縮小し、収益力を高めるため、100%出資の連結子会社、扶桑レクセル(株)を、今期中に吸収合併。同事業の合理化・スリム化を図る。また、全国展開している同事業のエリアポートフォリオを見直し、首都圏・近畿圏・中部圏の3大都市圏をいっそう強化する。

 主力である分譲マンション事業の合理化・スリム化に伴い、約4,000名に及ぶグループ社員についても、15%規模の人員削減を行なう予定。なお、今回の業績悪化の責任をとり、08年11月~09年6月までの8ヵ月間にわたり役員月額報酬を10~50%減額する。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。