プロロジスは11日、複数企業向けのマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク市川I」(千葉県市川市)の竣工式を行なった。
同施設は、塩浜工業団地内の一画に立地。首都高速湾岸線千鳥町インターチェンジより約1.5km、JR京葉線「市川塩浜」駅より1.3km、東京都心から約16kmに位置。また、成田空港と東京都のほぼ中間地点に位置していることから、陸・海・空を結ぶ物流の要衡として広範囲をカバーできる大型物流施設。
建物は、同社が首都圏で開発した施設のなかで最大規模となる、敷地面積6万5,964平方メートル、延床面積15万978平方メートル、地上5階建て。
各階には、40フィートコンテナトラックが直接乗り入れすることができるランプウェイを2基備えるとともに、建物内中央に大型中央道路を設け、施設を東西に分割。車路の両側に倉庫スペースを設置する等、物流の効率化を実現している。
また、最新の免震プレキャスト・プレストレスト構造を採用することで、大地震発生の際の従業員の安全と保管物を保護。施設入口付近の街路灯には、太陽光照明灯を6基導入するなど、サスティナブルな取り組みを行なっている。
竣工式の施主挨拶に立った同社プレジデント兼日本共同CEOの山田御酒氏は「土地の取得から5年を費やし、今まで培ったプロセスを生かした首都圏最大規模の大プロジェクトとなった。来年に向けてのフル稼働をめざすとともに、地域の発展に貢献していきたい」などと語った。
現在、(株)フードサービスネットワークとユナイティドフーズ(株)が入居しており、残りの賃貸部分いついては引き続き入居企業を募集する。