不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/11/25

たな卸資産評価損約237億円を計上、大幅赤字に/ジョイント・コーポ09年3月期第2四半期決算

 (株)ジョイント・コーポレーションは21日、2009年3月期第2四半期決算説明会を行なった。

 当期(08年4月1日~9月30日)の連結売上高は704億2,200万円(前年同期比▲19.4%)、営業損失は296億4,800万円(前年同期:営業利益164億2,500万円)、経常損失は320億7,500万円(同:経常利益143億5,700万円)、当期純損失は404億3,200万円(同:純利益83億3,100万円)。

 不動産市況の急速な悪化の影響により、たな卸資産の評価損237億5,800万円、金融子会社における営業貸付金の貸倒引当金42億1,100万円を計上。また、投資有価証券の時価下落による評価損16億9,300万円を特別損失に、繰延税金資産の取崩し等による法人税等調整額58億9,500万円を計上したことにより、大幅な赤字となった。

 説明会において、同社代表取締役の東海林義信氏は「誠に遺憾ながら、創業以来初の大幅赤字となった。事業戦略の見直し、資金調達力の強化、ガバナンス体制の強化が喫緊の課題。オリックスグループとの不動産共同投資事業等により、収益構造を建て直していきたい」と語った。

 なお、業績悪化により通期連結予想を下方修正。連結売上高1,298億円(当初予想比▲24.9%)、営業損失285億円(当初予想:営業利益139億円)、経常損失328億円(同:経常利益100億円)、当期純損失408億円(同:純利益58億円)を見込む。

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