不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/12/2

経常29%増も、投資有価証券の評価損で純利益は19%減/積水ハウス09年1月期第3四半期決算

 積水ハウス(株)は1日、2009年1月期第3四半期決算を発表した。
 
 当期(08年2月1日~10月31日)は、連結売上高1兆448億1,100万円(前年同期比1.3%増)、営業利益385億3,800万円(同35.6%増)、経常利益414億5,900万円(同29.0%増)、当期純利益145億3,900万円(同▲19.0%)となった。

 当期、同社は鉄骨戸建て住宅の新商品「イズオーダーJ」の投入や、都市部のニーズに応えた賃貸住宅ラインナップを増強するなど、新たな需要の掘り起こしに努めたほか、販売促進イベント「住まいの参観日」や「まちなみ参観日」を開催し販売強化を図った。
 また、08年7月に北海道で開催された主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で展示された「ゼロエミッションハウス」を関東工場に移設し、住宅における省エネや耐震性能等の先端技術を広く発信した。

 不動産市場の低迷により、戸建住宅販売事業が不調であったこと、株価下落による投資有価証券の評価損が利益圧迫要因となった。
 なお、受注面ではシャーウッド住宅および低層賃貸住宅が堅調に推移したものの、鉄骨戸建て住宅や不動産販売事業が総じて低調に推移、また、都市再開発事業では、第1四半期に契約を完了していた「台場プロジェクト」が契約解除となった。

 通期業績予想については、連結売上高1兆5,800億円(前期比▲1.1%減)、営業利益890億円(同▲18.9%)、経常利益900億円(同▲21.1%)、純利益480億円(同▲20.5%)としている。

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