不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/12/10

東京主要5区のSクラスオフィスビル空室率急上昇、5.8%に/CBRE調査

 シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)は9日、2008年11月期のオフィスビル市況速報を発表した。

 東京主要5区の空室率は2.9%(前月比0.2ポイント増)となった。なかでも、Sクラスビルは5.8%(同2.1ポイント増)と急上昇。賃料水準の高いビルのテナント誘致に時間を要する実態が表れてきた。

 ただし、Aクラスビルは3.3%(同0.9ポイント増)、23区ビル全体では8.2%(同0.5ポイント増)と上昇率は鈍く、ビル市況全体が極端に悪化しているとは言い切れない。また、主要5区の平均募集賃料は坪当たり1万5,270円(同0.4%増)とほぼ横ばいだった。

 大阪市の空室率は6.9%(同0.3ポイント増)。前月までに完成した大型ビルへの移転で空室が顕在化したことや、空室を抱えて竣工した中規模ビルが複数見られたため。平均募集賃料は、坪当たり9,060円(同増減なし)だった。

 名古屋市の空室率は8.2%(同0.5ポイント増)。まとまった空室を抱えて竣工したビルが複数あったこと、既存ビルの空室在庫が増えたことが要因。平均募集賃料は坪当たり9,770円(同増減なし)だった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。