不動産ニュース / 調査・統計データ

2008/12/10

景気回復実感沸かず、約4割が「不動産は買い時ではない」/全宅連調査

 (社)全国宅地建物取引業協会連合会は10日、「不動産の日アンケート」調査結果を発表した。同協会が「不動産の日」と定める9月23日から10月31日まで、同協会ホームページを通じ、今後の不動産市況等についてアンケートしたもので、有効回答者数は8,250件。

 1年後、5年後の地価についての予想について、「上昇する」との回答は1年後15.2%(07年度調査比▲26.7ポイント)、5年後は30.6%(同▲18.7ポイント)と大きく減少し、逆に「下落する」との回答が1年後30.7%(同20.0ポイント増)、5年後33.0%(同12.7ポイント増)と急増。地価上昇への期待感が、大幅に薄れたことを示した。

 また、「今、不動産は買い時だと思うか」との問いでは、「買い時だと思う」との回答は22.8%(同▲4.0ポイント)にとどまり、「買い時とは思わない」が39.9%(同18.2ポイント増)とほぼ倍となった。「買い時」の理由として挙げられたのは「今後消費税が増税されそうなので」(27.2%)、「今後は不況になりそうだから」(24.3%)、「住宅ローンの金利が上昇しそうなので」(16.6%)など、ネガティブ要因を避けたいという狙いが多かった。一方、「買い時ではない」とする理由は「景気回復の実感が沸かないから」(62.8%)がダントツで、以下「今後も地価が下落しそう」(29.0%)、「住宅ローン減税が延長されると思う」(3.5%)などが続いた。

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