日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は22日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)において、2009年度の全国大会を開催した。今回で11回目の開催。
開会セレモニーでは、理事長の小野秀男氏が、「私たちはこれまで、地震による自宅の倒壊から、人の命を守ることをめざして耐震補強のリフォーム・建替えを進めてきた。今後も私たち組合員は、技術を持つ専門集団として活躍し、世界に誇示できる耐震補強を行なっていくべき」とあいさつした。
続いて、国土交通省住宅局住宅生産課木造住宅振興室長・越海興一氏が「住宅ストック対策の現状と課題」、日本大学経済学部教授・中川雅之氏が「わが国の中古住宅活性化のために」、さらに、不動産コンサルタント・長嶋 修氏が「中古不動産流通の今後の姿と建築会社だからできること」をテーマに、それぞれ講演を行なった。
また、事務局よりデザイン&アイディアコンテスト結果を発表。さらに、耐震診断結果調査データの発表なども行なわれた。