(財)日本賃貸住宅管理協会は30日、第9回会員総会を開き、平成21年度事業計画書案、収支予算書案を承認した。また、かねてより検討していた同協会のイメージマークが決定し、参加者に披露された。
同協会は、その英語名の頭文字「JPM」をモチーフにしたイメージマークを持っているが、「Jが頭文字の協会はたくさん存在しており、一目で日管協がイメージできるマークを作ることで、認知度向上が期待できる」(北澤艶子会長)という目的から、新たなイメージマーク策定を決定。1年にわたり検討してきたもの。
イメージマークは、幸せのシンボルである「四つ葉のクローバー」をモチーフに、小葉それぞれを賃貸管理業界のステークホルダーである「貸主」(黄色)、「借主」(赤)、「管理業者(会員)」(青)、「国(社会)」(緑)とし、お互いの結びつきを、一筆書きで表現したもの。
また、総会で決定した21年度事業計画では、重点テーマとして(1)コンプライアンスと管理会社の情報公開、(2)経営的管理とプロパティ・マネジメントの普及、(3)広報活動の強化など7項目をあげた。
総会の冒頭あいさつした北澤会長は、「サブプライムローン問題以降、不動産業界は大変な苦境に陥っているが、当協会の会員業者は元気があり、地域をリードし信頼の高い業者も多い。元気がなければ何もできない。暗い話ばかりだが、明るく前向きな心があれば、必ず光は差してくる」と呼びかけた。