野村不動産ホールディングス(株)は29日、2009年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(08年4月1日~12月31日)の連結業績は、売上高が2,406億6,800万円(前年同期比▲0.8%)、営業利益が298億2,100万円(同▲31.0%)、経常利益が230億100万円(同▲36.7%)、純利益が135億400万円(同▲36.1%)となった。
住宅事業では、住宅分譲部門おいて、計上(引渡)戸数が前年同期比25.4%減の1,350戸となり、今期の売上計上予定3,500戸に対する08年12月末時点での契約済住戸の比率は約91%。
また、前連結会計年度と比べてマンション・戸建住宅の顧客への引渡しが第4四半期に集中することなどの理由から、売上高は1,041億4,300万円(同▲11.3%)、営業利益は70億3,700万円(同▲21.2%)となった。
ビル事業は、12月末時点の空室率が2.2%となり、前期末(08年3月末)と同水準に推移。オフィスビル2棟の売却などにより、売上高は501億7,600万円(同18.5%増)、営業利益は101億4,000万円(同28.4%増)となった。
また、現時点での進捗状況と今後の見通しを勘案し、通期業績予想を下方修正した結果、売上高4,600億円(前回発表比▲4.2%)、営業利益520億円(同▲22.4%)、経常利益400億円(同▲28.6%)、当期純利益230億円(同▲28.1%)を見込んでいる。