積水化学工業(株)住宅カンパニーは21日より、子育て家族向けに「発達心理学」に基づいた提案をパッケージ化した「Familin’Heim(ファミリンハイム)仕様」を全国で発売する。
同社では、注文住宅市場において子育て世代のボリュームが増加していることから、同世代をターゲットとした商品を強化することを目的に発達心理学を専門とするお茶の水女子大学大学院教授・菅原ますみ氏参画のもと、子育てプロジェクトを開始。共同研究の集約内容を(1)自分のゆとり、(2)みんなの個性、(3)家族のつながり、(4)子どもの“じりつ”、(5)住まいのみらい、の「5つのファミリエッセンス」からなる『Familin’Heim』としてブランド化した。
今回発売する『Familin’Heim仕様』は、これらの要素を実現するために効果的なアイテムを集約し、「お手本プランブック」としてまとめたもの。
寒さからくるストレスや暖房コストを軽減して精神的・経済的なゆとりをもたらす「ウォームファクトリー」や視線の高さを変えることにより親が自分の世界を確保でき、家族の様子も把握できる「Pit」(階段踊り場)、太陽光発電の発電量や消費電力量などを表示する「光熱費ナビ」の採用、耐震性で品格法最高等級となる複合型振動吸収システム「GAIASS」の標準採用で、内部空間の間仕切りを最小限にした「立体大空間」の実現やライフプランをサポートするインフレ率の変動リスクも含めた生涯コスト資金計画「新LCCシミュレーション」の採用を提案している。
販売価格は3.3平方メートル当たり60万円台~。