国土交通省は10日、平成20年12月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は3兆8,029億円(前年同月比▲10.1%)と、2ヵ月連続の減少となった。このうち、元請受注高は2兆5,673億円(同▲15.3%)、下請受注高は1兆2,355億円(同3.0%増)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は8,793億円(同1.9%増)と先月の減少から再び増加。民間等からは、1兆6,880億円(同▲22.2%)と5ヵ月連続の減少となった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は8,457億円(同0.5%増)とわずかに増加。このうち、「国の機関」からは2,923億円(同▲1.5%)、「地方の機関」からは5,535億円(同1.7%増)となった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は4,463億円(同▲35.7%)。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は3,135億円(同11.7%増)だった。