積水化学工業(株)住宅カンパニーは12日、「子どもが賢く育つ家づくりプロジェクト」の第1弾として、オープンハウス「陰山モデル」を、6月から全国で順次展開すると発表した。
同社では、注文住宅市場において40歳未満の子育て世代のボリュームが拡大していることから、同世代のニーズに対応した商品群を充実させることを目的に、子育てプロジェクトを開始。今回は、教育界の第一人者である、立命館大学教授の陰山英男氏とのコラボレーションで、同氏が提案するオープンハウスを展開していく。
オープンハウスは、(1)どこでも学習できる場所づくり、(2)生活習慣を支えるしかけ、(3)家族のコミュニケーションを演出すること、に配慮したほか、「百ます先生、住(10)の提案」を住まいづくりのヒントとして紹介する。
1階は、オープンなLDK大空間とし、大きめのダイニングテーブルを設置することで、子どもたちが勉強したり、母親は家事をしながらその様子を眺められるようにするなど、家族全員が多目的に活用できる空間とした。また、2階の子ども部屋は、子どもが小さな頃はオープンな空間に、成長に応じて部屋が仕切れるよう、可変性の高い空間づくりを行なった。
さらに、安心して子育てができるよう、レベルの高い躯体性能を標準採用したほか、床下蓄熱暖房システム「ウォームファクトリー」を搭載し、居室の温熱環境の不満からくるストレスを解消するよう工夫している。
同社は今後、陰山教授によるセミナーやイベントを行なうとともに、土地から購入する団塊ジュニアなどの子育て世代へ向けた情報も、順次発進していく。