不動産ニュース / ハウジング

2009/2/17

路地状敷地にモデルハウスを建築/ポラスグループ

川口・鳩ヶ谷住宅公園に建つ、30坪台の展示場2棟。右が「和美庵」、左が「アルジール」
川口・鳩ヶ谷住宅公園に建つ、30坪台の展示場2棟。右が「和美庵」、左が「アルジール」
「アルジール」2階。南面に住宅が迫っていることを想定し、開口部は主に北側に設けた。窓回りの耐力壁が必要な部分にガラス部材を採用して室内の明るさを確保できるのは、同社が独自に開発したガラスの耐力壁によるところが大きい
「アルジール」2階。南面に住宅が迫っていることを想定し、開口部は主に北側に設けた。窓回りの耐力壁が必要な部分にガラス部材を採用して室内の明るさを確保できるのは、同社が独自に開発したガラスの耐力壁によるところが大きい
「アルジール」のエントランスから伸びる廊下には、ギャラリーとしての役割も
「アルジール」のエントランスから伸びる廊下には、ギャラリーとしての役割も
「和美庵」の土間キッチン。おもてなしができる畳ダイニングを併設することで、来客への対応力を高めている
「和美庵」の土間キッチン。おもてなしができる畳ダイニングを併設することで、来客への対応力を高めている
「アルジール」と「和美庵」の隙間。プライバシーを重視し、両者が接する面にはほとんど開口部を設けなかった
「アルジール」と「和美庵」の隙間。プライバシーを重視し、両者が接する面にはほとんど開口部を設けなかった

 ポラスグループの注文住宅を手がけるポラテック(株)はこのほど、川口・鳩ヶ谷住宅公園(埼玉県鳩ヶ谷市)に、30坪台のモデルハウス2棟を建築した。

 同住宅展示場の1区画の敷地は約67坪ほど。それを2分割し、1区画を路地状敷地とし、それぞれにモデルハウスを建築することで都市部の狭小地における設計の工夫などを提案している。

 路地状敷地に建築された「アルジール~ギャラリーハウス~」は、周囲を建物に囲まれている環境を想定。建物の中央にグレーチングバルコニーを配したほか、内装に白を多用することなどにより、北側からの採光のみでも、十分な明るさが確保できることを実証した。
 また、ギャラリーなどのショールームを併設する店舗や住宅が増えていることから、「ギャラリーのような家」をテーマに、こだわりの家具やアート作品に囲まれた生活を提案。エントランスおよびエントランスから続く廊下はアート作品が映えるよう白で統一した。

 また、道路に面する区画に建つ「和美庵~おうちCAFE~」は、京都の町家がモチーフ。玄関の格子戸を空けた正面に、無垢材の造作カウンターのある「土間台所」と「畳ダイニング」を設置し、「おもてなし」ができるカフェ空間を提案した。また、スキップフロアを多用して5層空間にしたほか、間仕切り壁を排除したことで、空間の広がりや開放感を提案している。
 なお、「和美庵」シリーズはもともと、団塊世代の建替え層向けに開発した商品であったが、団塊ジュニアおよび団塊ジュニアネクスト世代からの反響が高かったため、同展示場では第一次取得者層にターゲットを変更した。

 両モデルハウスの年間販売目標はそれぞれ25棟。1月2日のオープン以来、210組以上の来場を集めており、すでに4棟を受注している。

 なお、同展示場の本体価格はアルジールが3,480万円、和美庵が3,130万円。参考坪単価は、それぞれ69万円、72万円。

 

 

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