不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は20日、首都圏における2008年1年間の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への08年1年間の賃貸物件登録数は、居住用が51万2,354件(対前年比▲14.5%)となり、3年連続のマイナスとなった。一方事業用は5万5,402件(同▲1.6%)で、6年連続のマイナス。
1平方メートル当たりの登録賃料の首都圏年平均は、マンションが2,770円(同3.1%上昇)で2年連続のプラスに、アパートは2,019円(同▲1.3%)で再びマイナスに転じた。1戸当たりの 登録賃料の首都圏年平均は、マンションが10.76万円(同3.2%上昇)で2年連続のプラスに、アパートは6.13万円(同▲0.8%)で7年連続のマイナスであった。
居住用賃貸物件成約数は11万4,526件(同▲8.6%)で、6年連続の前年割れ。新築マンションの減少が目立つ一方、新築アパートは比較的堅調。また、前年不調だったファミリー向けアパートが、神奈川県・千葉県の好調で増加に転じた。
また、1平方メートル当たり成約賃料の首都圏年平均は、マンションが2,645円(同▲0.2%)で4年ぶりにマイナス、アパートは2,108円(同▲0.5%)で2年連続のマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料の首都圏年平均は、マンションが9.80万円(同▲0.6%)で4年ぶりにマイナス、アパートは6.40万円(同▲0.2%)で、7年連続のマイナス。平均面積はマンションが2年連続で縮小したものの、アパートは2年連続の拡大となった。